下仁田町自然史館日記

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群馬県の石「鶏冠石」

 今年、下仁田町西ノ牧鉱山の鶏冠石(鉱物)が群馬県の石に選定されました。下仁田町の宝物が、また一つ増えました。うれしいことです。
  
 とはいえ、どんなものかご存知ない方のほうが多いのではないでしょうか。
 赤い色の鉱物です。写真でご覧ください。

 
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 下仁田自然学校では、この鉱山のことを知りたいと考え、そして、鉱山のことをご存知の方から、お話をお聞きする機会を得ました。
 その内容を、今回、自然学校の連絡誌「くりっぺ」に掲載していますので、その一部を、ここに転載させていただきます。


 -------------(以下くりっぺ92号より)-------------------



2016年5月10日、日本地質学会が「県の石」を選定したことを発表しました。
群馬県は、浅間の鬼押出し熔岩(岩石)と下仁田の鶏冠石(鉱物)が選ばれました。
下仁田の鶏冠石は、下仁田町大字南野牧にあった西ノ牧鉱山(西牧鉱山ともいっていましたが、ここでは西ノ牧鉱山といいます)で産出しました。

 この西ノ牧鉱山近くで生まれ育った黛つやさん(昭和3年生まれ)に、戦前の西ノ牧鉱山のようすをはじめ、「子どものとき西ノ牧鉱山に薪を背負って行きました」などその頃の思い出話をお伺いしました。

 黛つやさんと息子さんには、たいへん御多忙のところ、多大な御協力をいただきましたことを、心から感謝を申し上げます。           
               
                                                      (下仁田自然学校) 


 ※尚、鶏冠石が産出する場所は私有地ですので、入山は禁止されていますので採集などはご遠慮下さい。       
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# by shimonitageo | 2016-12-29 08:48 | 自然史館の一コマ | Trackback | Comments(1)

関東大会を支えた人たち

  先月、大盛況で開催された 日本ジオパーク関東大会in下仁田は大勢の方のご協力で、無事終えることができましたが、この大会には、準備の段階からこんな人たちもご協力いただいていたのです。
 

 関東大会でガイドやボランティアのみなさんが着ていたベストは、地元下仁田高校の学生さんにデザインしていただいたものです。

 
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事前のジオパーク学習をもとに、高校生全員にデザイン案を募集提案いただいた中から選抜しました。

 ねぎとコンニャク、山を可愛らいイラストで表現して下仁田ジオパークらしいものになりました。


 また、小学生は関東各地のジオパーク関係者の参加するジオツアーの中で
 これまで学習したジオパークの成果を発表したり、下仁田ネギを使った創作調理を作り、お客さんに振舞ってくれました。
 
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 このように、多くのボランティアや地元の子どもたちみんなで、お迎えすることが出来、お客さんに満足いただくことができました。                             (自然史館 関谷)

    
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# by shimonitageo | 2016-12-18 11:35 | ジオパーク推進 | Trackback | Comments(0)

兜岩化石の標本整理を行っています

下仁田町西部からは、かつて保存状態の良い昆虫と植物の化石がたくさん見つかりました。特に昆虫化石は全国でも産出するところはあまりなく、貴重です。
約300点ほどの昆虫化石があり、仲間わけ作業が進んでいます。植物化石はもっとたくさんの数があります。


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 写真は 植物化石の整理作業のようす。 昨年から下仁田自然学校のメンバーが中心となり本格的に取り組み始めました。 写真は数日前のものです。なかなか手間と時間がかかります。 でも頑張っています!!

 化石は下仁田町自然史館に展示されています。どうぞご覧ください。化石産地は国定公園内でもあり、現在、化石採取は禁止されています。
 かつての化石産出の場所も、現在は化石をみつけることはほとんどできません。この貴重な財産の保護に、皆様のご理解とご協力をお願いします。
                           (下仁田自然学校・和田)
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# by shimonitageo | 2016-12-14 09:18 | 自然史館の一コマ | Trackback | Comments(0)

砂鉄から鉄を・・今年も「たたら」をやりました

自然史館の庭で、鉄づくり。昨年に続き2回目です。

  12月3日下仁田の川で集めた砂鉄から鉄をつくる「たたら製鉄」を実施しました。中小坂鉄山研究会の皆さんと町で準備を進めました。

 NPOものづくり教育たたらの福島亘行さんの指導の下実施し、今回は、東京工業大学名誉教授の永田和宏さんも参加してくださいました。
 手際のよい作業と解説に、ほれぼれ。

 大勢の見学者も集まり、砂鉄や木炭の投入は交代でおこないました。なかには、近所の保育園に通う学童クラブの子どもたちも 一生懸命に砂鉄を炉の中に入れていました。

 
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お昼時には、永田先生の「世界で最もユニークなたたら製鉄」というお話をうかがいました。


「たたら製鉄」は、世界ではふつう見られないとか。 たたらの鉄で作った包丁はさびない・・初めて聞く話が満載でした。科学的なお話がたっぷり詰まっていて、得した気分。

 
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  こんな永田先生も、最初の4年間、学生と試みても、鉄は出来なかったそうです。そ
の後もめげず、研究を進め、今に至ったそうです。物事をやり遂げるというのは、そ
ういうものなのですね。

 講演後、いよいよケラ出しです。炉を解体してから、中に残ったケラを取り出しました。

 
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 昨年は20㎏の砂鉄から5㎏のケラ(炉の底にできた鉄塊)、今年は15.5㎏の砂鉄か
ら5.5㎏のケラ。計算してみると、昨年は25%、今年は35.5%の鉄が取り出せました。

 大成功です。


お昼には、鉄山研究会有志で作ったすいとんをいただきました。野菜は会員の畑から
のもの。ごちそうさまでした!!
                                          (下仁田自然学校 和田)
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# by shimonitageo | 2016-12-07 09:29 | 自然史館行事 | Trackback | Comments(0)

防災学習会を開催しました

9月3日(土)に下仁田ジオパークの学習会として
「再確認!下仁田の自然災害」を開催しました

熊本の地震で中央構造線が注目されたり、最近台風が続いていたタイミングだったため
町民の関心も高かったようでたくさんの参加者が集まりました

今回の学習会は講義とグループワーク
講義では国土防災技術株式会社の技術者の方が講師で
「下仁田町の地すべりについて」「熊本地震の現地調査報告」
についてお話していただきました
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グループワークでは防災図上訓練DIGを行いました
下仁田駅周辺の地図に書き込みをしながら参加者同士、活発な議論が行われていました
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下仁田の中の危険を学び、さらに参加者同士で話し合ったことで
防災への関心も一層高まったのではないかと思います

今回協力していただいた、日本ジオパーク下仁田応援団の団員さんや参加してくださったみなさま
ありがとうございました
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# by shimonitageo | 2016-09-06 15:56 | 自然史館行事 | Trackback | Comments(0)