鉱山を訪ねました
下仁田とその周辺には様々な小規模の鉱山がありました。
高速道路の下仁田インターから、それほど遠くないところにも鉱山跡地があります
ここで働いた方からお話をうかがいました。
緑色がかった石が見えています。道路工事の時に見つかったのだそうです。この石を露天掘りで掘り取り、工場に運んで粉にして使いました。
「これなんですか?」「タルクだよ。東京オリンピックの年(1964年)からはじめて、平成17年(2005年)まで掘ったよ」
当時の鉱山の写真を見せていただきました。
馬山鉱山の石は青黒くて、むしろ蛇紋岩に近いように思えます。
ところでここで取った石、何に利用したと思いますか?
なんと、農薬!農薬の増量剤に利用し、水田などにまいたのだそうです。
他には、ゴムの打ち粉。少し年配の方なら、ゴムに白い粉がまぶされていたのを覚えているかもしれません。今ではどちらの利用もなくなりました。
貴重なお話と写真、ありがとうございました。これからも地元の方々のお話、聞かせていただけましたらうれしいです。情報がありましたら、ぜひお寄せください。
下仁田自然学校